タイの水道水汚染確認
以前にタイの水の紹介をしましたが、 実際に実験して水道水とフィルター水の汚染度を比較したので、 レポート風にしました。
水道水の汚染状況を調べるのに、多くはTDS値を指標としていますが、不純物の程度を測定できているわけではありません。なぜなら、 有用なイオン(一例として、ミネラルウォーターのミネラル分)も値に反映されてしまうので一概に値が高いからといって汚染されているとは限りません。
1.実験内容
簡単に確認できる方法として、水を凍らして氷の透明度により、 ある程度の汚染度の判定してみることにしました。 水の純水度が高ければ、氷は限りなく透明になります。 これは水の純度が高いほうが先に凍り、 不純物や空気が含まれるとその部分は後で凍るからです。 高級なバーで出される氷が透明なイメージをしています。
2.実験方法
水道水とフィルターを通した水をサンプルに取り、 同時に冷凍庫に
へ入れ凍らせました。
右側2列が水道水そのまま、 左側2列がフィルターを通した水になります。つまり同条件です。つまり、左2列が綺麗な透明になれば理想です。
再現性を持たせるため、3回実験しました。
3.結果
・冷凍庫から取出し後すぐ
おや、右のほうが白い。
・約5分後を3回実験
これは、一列ずつ、左列(フィルター後)、右列(水道水そのまま)。
これも、右が白いです。
ぬ、これはあまり変わらないように見えます。
まとめとして、冷凍庫取り出し後すぐの状態では透明度の差が見え、 フィルターを通した水のほうが若干透明度が高いようです。 ただし、約5分後の氷の状態はほぼ変わらないように見えます。
4.結論
以前に書いたようにTDS値は水以外の電気を通すものを不純物( 農薬、さび、イオン類)としているのと同様、 氷の透明度も同じですので、不透明な部分はイオンなのか、 農薬なのか判別できない限り分からないなという。つまり、 汚染度は分からないということになります。
たしかに、 2か月1回のフィルター交換前の水はなんとなくおいしくないので 、購入したミネラルウォーターを飲んでいたりします。 一番は自分の体状態で判定するしかない、これが結論でした。
自分の感覚を信じましょう!
なんて、理論にならぬ結論になりました。
水道水の詳細については、下記ブログを読んでみてくださいませ。