タイマインドとその影響
最近のブログ記事では日々の生活のツッコミや、旬な話題に「タイらしさ」が垣間見えたかと思いますが、今回もそんな事例を。
ただし今回は旅行者として一時的にその国を見る表層面だけでなく、外国人として生活したからこそ見えてきた、少し深い視点から「日本人から見たタイ人マインド」をご紹介します。もちろん私目線であり、タイの全てを理解して見えているわけではないことは、事前にお断りしておきます。
今回は文字が多いブログ記事ですので、読み物としてお読みください。
18種類の性別
一般的にLGBTQと呼ばれる、セクシャルマイノリティーが知られていますが、タイでは性別を18種類あるとされ、それぞれに名前があります。一例としては、トム(男装をした女性、いわゆる宝塚)、ゲイクイーン(男性が好きな女らしいゲイ)、ゲイキング(男性が好きな男らしいゲイ)など。趣味嗜好や外装で分類されているようです。
この内容を知識として知っていましたが、実際驚いたのは職場にもおられたこと。先の写真のように18の性別区分があるとはいえ、トイレは男女の「2か所」しか分かれていません。私はそれまで「男性」と思っていた人と女子トイレで会い、あとで他の人に聞いてトムであることを知りました。しかも、社内ではトップ5本の指に入る地位のうち、2名がトム(男装した女性、日本の宝塚)で既婚者です。
このような性別の多様性は会社だけでなく、お店や街中でも見かけます。最近ではゲイのドラマが人気だとか。これらの背景としては、男性は徴兵制を逃れるためであったり、おおらかなタイ人による広く受け入れる性格もあるのではないかと、勝手に想像します。まあ、性別に関しても細かいことは考えなくてもいいのよ、というマインドです。
ゆるーい時間感覚
1分でも電車が遅れると謝る日本で育ち、性格上でも時間感覚に厳しい私は、とくに海外のゆるい時間感覚は「文化の多様性」と言い聞かせてきました。
写真はバンコクより北のアユタヤの国鉄。通常通り、約2時間遅れで到着した電車。待ち疲れました。
仕事ですら15分遅れは当たり前、プライベートでも集合時間に「家を出て今から向かう」、そもそも約束すら忘れることは日常茶飯事、これらはタイで「普通」な感覚です。これももちろん知っていましたが、「なぜこの時間感覚になるのか。」という理由をタイ生活のなかで考察しました。
理由その1:時間通りに動くことができない
よく南国ではスコールと呼ばれる一時的な大雨が降り、道が冠水します。そもそも雨の時は移動も憚られますし、その後も道は渋滞したり冠水により迂回することになります。実際、通勤途中での大雨は渋滞やら迂回で始業時間に遅れることも多々。これは私の住む田舎だけでなく、バンコクですらよく冠水しています。
とくに雨季は、この気候条件がひどくなります。タイの気象庁は今週末から雨季に入るといわれていますので、これから時間を守らない理由がより一層強くなります。
一例として、私はベッドのシーツはクリーニング屋に頼んでいますが、「大雨で」引き取り・配達が時間通りにできないという理由を言われたことがあります。これからこの理由を使われるでしょう。
理由その2:そもそも急がない
これは歩く速度にも表れます。年中暑い季節ですので、汗をかきたくないというのも一つと思いますが、タイ人は「歩く速度がやたら遅い」です。私が前を歩く人の靴を踏みつけたことは数回・・・。
都会のバンコクですら、歩く速度は総じて遅いです。顕著に感じたのはバンコクで電車が到着しそうな時、急ぎたいのに前の人が急がない。また降車する速度も遅いので、当たりそうになることが多いのは、私だけでしょうか。これは、時間を急ぐ感覚が無いからこそ、時間に遅れるのでしょう。
これは蚊ですら影響しています。タイの蚊は日本の蚊より動きが鈍く、簡単に仕留めることができます。残念ながら、私の素晴らしい動体視力の所以ではなく、日本から来た人は総じて「蚊の動きが遅い」と感じるそうです。
ただし例外として、タイ人が驚くほど機敏に動く時間があります。それは帰社、ご飯、おやつの時間。チャイムに忠実に、急ぎ足で動くのを見ると「分かりやすいなあ。」と。
なんとかなるなる
「マイペンライ」というタイ語は有名です。代表的な意味の一つとして、「なんとかなるなる」です。言葉は違えど南国地域各国にこの意味の言葉は存在し、日常で多用されます。
これはタイの田舎へ旅行して、この気持が非常に理解できました。タイは年中暖かく雨も適切に恵まれ、果物や野菜はそこまで気にしなくても勝手にいつでも育ちます。事実、タイ人から家や田舎で採れて大量に余った果物をお裾分けしてもらいます。
また、寒くないので服も軽装で済みますし、年中外で寝てても凍死することはないでしょう(たぶん)。
タイ北部へ移動の飛行機より。この緑豊かな眺めがずーーーっと続く。
つまり、「何か失敗してたとえ職を失っても、田舎に行けば、食べ物も野宿してでも生きていける」から「なんとかなるなる」が根本にあると言えます。
逆にこれは地球でも北半球へ行けばいくほど、これはありえない感覚でしょう。とくに日本は四季があるからこそ、そのタイミングを見計らって作物の収穫が必須であり、それがあるからこその、日本人の厳しい時間感覚に繋がると思います。
また製造業に従事してとくに感じてきたことですが、一概にして「資源を持たない北半球の国だからこそ、産業が発展する」ところまで関係すると思います。とくに日本は鉱山資源の恩恵が少なく、移り替わる気候で時間感覚に厳しいからこそ、製造業を産出してきたことに繋がるのでは。
南国地域発祥の製造業で世界にまで拡大した企業、タイは皆無かと。ただし私の知識不足で、もし世界的なタイ発祥の製造企業がありましたら、大変すいません。
目指すは、ほどほど
日本には匠と呼ばれる人が多く存在します。彼らは常により上を目指した鍛錬を怠らない職人たちです。私はいろいろなものに手を出す、広く浅い経験と知識の人なので、こういう方々には尊敬の念でいっぱいです。
一方タイでは、より上を目指すのではなく、合格点であれば良し、むしろ「ほどほど」を目指す傾向にあります。
これは私の住むコンドミニアムの廊下上の写真。
ちなみに、これで工事は終了しています。
このような目視でも見える隙間は会社やお店やら至るところにあります。とりあえず、塞ぐ目的を終えれば完了なのでしょう。
一方日本では左官と呼ばれる、建物の壁などを道具を使い「塗る」技術の人がおられます。もし左官がこの仕上がりを見たら、大きなツッコミを入れてくれるだろうと勝手に想像します。
先の目的に関して、タイ人の仕事事例としては、改善目標値は確実に実現可能なところに設定し、少し上を目指そうとしません。もう少し追加すると、さらに大幅に達成するのにも関わらず、そこで終わろうとします。
また期日に遅れるのを当然とする傾向があります。これは、期日より早く終えるとさらに仕事が増えるからです。なので、ゆっくりとタスクをこなし、目指すは平均点、ゆるい時間感覚も相まって、のんびり作業は多く見受けます。
日本のように、早く正確を極め、さらなる仕事を集めていくバリバリ生活のほうが良いのか、ほどほどを目指すのがいいのか。自分は何を目指し、その過程をどう過ごすのかなのでしょう。
タイマインドを受けた影響
これらのタイ文化を目の当たりにして、私が変わったといえるのは「適当さ」のレベルをほどほどに意識していることです。性別の区別すら気にしない国ですので。
日本では、高く遠い目標を目指した日々を生活してきました。その反面として、精神や体調に影響も受けることがあり、そのたびに自分が足りないのだと思ってきました。
このタイ人マインドを接するうち、考えは変わったように思います。そもそも、上を目指すのは無限であり終わりは無いなので、どこまで自分の目標として、ほどほどにするのか、いわゆる「適当さ」を見極めるようにしています。
とはいえ、目標を平均点にするとそれ以上の景色を見えなくなりがちですので、上は目指すけれど「適当さはどこか」を意識します。
この適当さは、ブログ名「ほぼ」にも込められています。週刊とはいえ、できないこともあるよね、を含んでいます。といっても、今年に入り「週刊」は継続できていますので、上を目指す気持ちは引き続き持ちながら、適当にブログを続けていきたいと、毎日先ほどの廊下上の適当な隙間を見ながら思っています。
タイの旬な話題
恒例になってきた、月一回のタイの旬な話題。今回はその内容とタイ人らしさについて。
感染者状況
先月のモーターショー以降からタイも感染症が増加してきましたが、1か月が経過なお感染者は多い状態です。5月7日時点、約2050名。日本の感染者数が約4380名なので、タイは約半分程度でしょうか。
特筆すべき点は死者数がここ1か月で増加してきていること。5月6日時点で18名。
死者数について、いつも比較例を出しますが、ソンクラン(タイ正月)における道路での死者数は一日あたり最小でも40名。一日ですよ。
タイ政府からのお達し
これを受け、5月1日から政府お達しの主な3点はこちら。
- 外出時のマスク着用義務、罰金あり
- 飲食は基本持ち帰りのみ
- 店の営業は21時まで
違反者は誰でも摘発
上記事項で一番重要なのは、マスク着用義務。それは、罰金を課せられるからでもあります。これを初日に堂々と破った強者がいらっしゃいます。それは、なんとプラユット首相。
しかも感染症に関する会議にて、おひとりのみマスク着用せず。写真一番手前のお方。罰金6000バーツ(約2万円)を支払う。(自腹なのか税金なのか?)
Source : JIJI.com
堂々すぎるパフォーマンスから、これはただの茶番ではないかというご意見も多数。真実はどちらにせよ、このニュースによりマスク着用はバイクのヘルメットや他の何より大事であることが知れ渡りました。首相自ら宣伝するのはイイかもしれません。
また、私の住む田舎町シラチャのあるバーでは、制限時間を超え営業、お酒も提供したとして、日本人9名が摘発されたとか。違反者は誰かれ関係なく摘発されます。
マスク警察よりプレゼント
違反者に厳しい一方、反抗期な外人(西洋)が着用せず外出していると、タイ人のおばちゃんが「マスク無いなら、これあげるよ」という微笑ましい話も。私の知る限り、マスク警察より、タイはマスクをプレゼントするよ精神のほうが多い気がします。首相の周りはなぜマスクをプレゼントしなかったのだろう・・・深く考えないでおきましょう。
事実、私はタイの友人から会うたびにマスクを貰います。これは、タイではよく道すがら僧侶への托鉢(お金や食べ物を寄進して、徳を積む)に関連しているのではないかと思います。
写真は朝7時ごろ、おばちゃんらが僧侶へ食べ物を寄進。ほぼ毎日おばちゃんらはここで待ち伏せしておられます。写真後方の”おしん”というお店は内容と関係ありません。
私のタイ生活は
私が勤める会社は製造業で、全員リモートワークは難しい(本当はそんなことない)ので、交代でリモートワーク。私も週2回のリモートワークをしっかりとこなし、元気いっぱいです。
店の営業時間は制限あるにせよ、買い物には不自由なく過ごせていますので影響はありません。
違う会社のあるタイ人はリモートワークをいいことに、遊び呆けている人も。上司が本人に電話しても繋がらず、遊んでいることがばれたとか。電話に気づかないほど、遊ぶなんて・・・。
そんな南国らしい緩さがある、タイの近況でした。
タイ生活のツッコミ集
今回はタイらしく、いつもよりゆるーい内容です。タイ生活でふと見かける光景にに対する私のツッコミと笑いです。
味覚ちゃうやろ!
何度騙されてきたことか。
「辛くないよ」「甘くないよ」と言われ、タイ料理の味見をしてきましたが、この言葉こそ、当てになりません。タイの好む濃い味と日本の薄味では味覚の基準が大きく異なります。一味ですら辛くないタイ料理を食べてみれば、飲み物を飲んでも辛さは消えず、他の辛くない食べ物ですら辛いのが消えないのが、往々にしてあります。
そして、騙されるのは、お店に並ぶ調味料とて同様。
シラチャソースと呼ばれる、私の住む街シラチャで調べると一番に出てくる調味料。写真下のほうには、唐辛子3つプラスの表示なので、「辛いのか」と思いチャレンジ精神を発揮し、購入。
ところがこれ、むしろ「甘い」のです。なんで辛くないねん!
成分表示には、砂糖成分は上から3つめ。全体の15%で多めとはいえ、からし成分42%よりは少ないので、私にはちょうど良い具合ではないかと思っていたのに、私の味覚ですら「甘い」。赤色なのに、甘いので不思議です。
とはいえ、甘さが欲しい時に調味料として活用したので、なんとか使い切りました。
通路の使い方、ちゃうやろ!
高速道路で混んでいた時に撮影した写真。写真左の車の位置はおかしくありません?
そこ通る場所、ちゃうやろ!
通常、白線より右側の車線のみが、通行可能ですよね。まるで白線左にも車線が存在するかのような、いやむしろ追い越し車線になっています。もちろん違法にはなるはずですが、このように混んでいる道であれば隙間を狙い追い越す車やバイクはあと知れず。
その他も同様
もちろん、このような事例は車だけにあらず。
これはとあるスーパーにて。通路右、かご一列(プレゼント用セット)左は段ボールとその上に陳列の商品が並び、人の通路が少しあります。一体、人と商品の優先順位はどちらなのか。
そこ置く場所ちゃうやろ!
もちろん、両方向から人が流れ、カートであればお互いに通路不可。どちらかが、バック。
また通路の赤線は、会計に並ぶ人のためのソーシャルディスタンス位置ですが、写真の遠近法からいっても、ここまで並ぶことはないでしょう。
プールちゃうやろ!
タイのコンドミニアムでは、自由に使用できるプールがだいたいオプションとしてあります。これは近くのコンドミニアムで屋外にあるプールです。
プールの役割、ちゃうやろ!
色が緑になっているうえ、ブルーシート養生され、もはやプール扱いではなく、むしろ池状態。昔はこのプールで泳いでいる人も見かけましたが、絶対誰も泳がないでしょう。
ディスプレイ、ちゃうやろ!
これは見て笑いました。
このマネキン。しかもこれ、お店の入口付近ですよ。
人寄せかいな!
私は読んだことも、見たこともありませんが、有名な推理小説の一つ、犬神家の一族で、足だけが飛び出した光景を思い出します。日本でマネキンに服を着せず、そのままの状態でディスプレイされることはあっても、これはないでしょう。
一人笑いしてましたので、タイ人からすると、このマネキンより私が怪しかったかもしれません。
追加
先のマネキンに比べたら、面白さは落ちますが、これ。
おしゃれの一つなのか、再利用なのか。綺麗な状態でしたので、おしゃれを意識してディスプレイしたほうなのかもしれません。こういう使い方があるのか、と納得しました。
タイの車窓から
車窓から見える光景は日本とは違いますので、外を眺めるのも楽しいですよ。
スイカを運びます、たまにコロンと落ちていることも。
荷台は荷物のほかに人も。コロンと落ちないか不安になるのは、私だけ。
次の写真は横から見たら、分かりやすいのですが、残念ながら写真が無いのです。荷台の位置から、商品が出ています。落ちることは考えて・・・いないでしょう。
タイの荷台は、とにかく何でも運びます。
最後に
街中にはよく、見かけるタイマッサージの入口表示。ドアに書かれている、WELCOMEの下をご覧ください。
いらっちゃいませ。これは、呼び込みかいな!
これを見てふっと笑っていても、最近はマスクなので分からないのでマスクの利点です。ドア横にある、マッサージのメニューでよく外国人がカタカナ表記を間違える、シとツ。ところどころの間違いと正解はなぜなのか、この国にいて深く考えてはいけないことの一つです。
慣れると普通
私がふっと笑ったり、突っ込んだ事例集でしたが、皆さんはいかがでしたでしょうか。もしかしたら、私はタイに2年在住を超えているので、お読みの方と感覚が違うかもしれません。
気に慣らすぎず。でも慣らすと、普通になってしまうような風景だったかと思います。これが国に依って異なる「普通とは」の感覚なんだろうと思う、今日このごろでした。
タイのペット展示会へ潜入
前回に引き続き、動物ネタです。
とある展示会で仕事を終えて、ゆったりしているところ、ワンちゃんとチョンマゲ兄さんを見かけました。
さらに続々と変わったワンちゃんも来場されています。
これは、もしやと思い犬さんたちの後をつけるとやはりペット展示会が開催されていました。さて今回は潜入に成功したので、その模様をお伝えします。
強面なのに、笑っている犬形。面白いです。
展示会へ潜入成功
この展示会の入口を観察していると、ペット同伴または招待状がないと入場できなさそうです。以前別の展示会では入場不可でした。
ただし今回はLineまたはFacebookでペット店をフォローすると入場できるようなので、すぐさまフォローして潜入成功。
潜入捜査
グッズ販売
展示会では、主にブースごとにペット関連グッズが販売されていました。
ペットのおうちです。毛が家にひっつくのが目に見えて分かります。
日本のキャラクターによるペットフード。
猫さまが神々しい
競走大会
何やら、気合が入った雰囲気が伝わってきます。もちろんそれは、ペットたちではなく、飼い主の気合です。
ワンちゃんたちは予想どおりゴール方向ではなく、ワンちゃん同士のなれ合いや飼い主方向に戻ってきたり。
その他のペットたち
タイを語るに重要な鶏さま。眼光がするどい。監視員のように見えます。
こちらの鶏さまはかわいいです。
ペットたちのお疲れ
私からは何も言わずとも、写真から彼らのお疲れ度合は伝わるかと。
背中いや、お尻が疲れを物語っています。
カツを入れる人形たち
しっかりしなよ、と聞こえる感じです。しかし、このお方は座っておられますからね。
なぜか女性っぽい人形(人?)は腰に手を当てる雰囲気で、怖さがあります。タイを始め東南アジアの女性の強さがにじみ出ています。
人間様は人形の横でケータイを触るのに必死という。
まとめ
お疲れモードのペットたちに同情しながらも、癒しいっぱいの雰囲気でした。
通常タイ人は写真を撮ることが好きで、ペットの飼い主も「ご自由にペット写真撮ってね」という雰囲気なので気軽に写真撮影できます。ただし、お疲れ状態の犬サマのしっぽを誤って踏むと一大事になることが予想されますので、足元には十分注意して、無事に展示会を通り抜けました。
タイ動物園で象の遊泳ショー
今回は住んでいるタイのチョンブリ県にある動物園、カオキアオ動物園へ行った時のお話を。動物園の特徴は山の中に位置して敷地が広大で、自家用車で園内を回れること、目玉は何より象さんの水泳ショーです。
所々に英訳されていますが全訳されていない、タイのアルアル表記です。
動物園の場所
Google mapで俯瞰しても、動物園の周りは何もない場所。行きはGrabタクシーで行きましたが、帰りはいつもの通り大変な目にあいました。その話はまた今度にでも。
入園と動物ショーについて
大人250バーツ(約875円)、子供100バーツ(約350円)ショーの鑑賞付き。
ショーの日程は公式ホームページから。
お猿さんによりカートを占拠される
園内は広すぎるので前述とおり自家用車または電動カート、団体用トラム(無料)で園内で回ります。道は舗装されており、たまに猿など小動物が歩いていますが快適に回ることができます。私は久しぶりにゴルフのキャディバイトを思い出し、カートで回りました。
カートから降りて動物をみて、戻るとお猿さんに占拠されてました。待ってたぜ、とお猿さんが言っていいるような感じです。
自由な動物たち
動物たちは日本のようなカゴの中におられるというより、タイ文化のとおり自由で一応の区切りがある程度。
カメラを向けられ、ポーズをとっているかのよう。キリンさん、美人です。
足長フラミンゴ。身近で見れるのはいいです。動物により餌をあげれるそうですが、私はその餌が見つかりませんでした。
このサイはずーっと後ろ向きでした。シャイなのかしら。
タイの芸術
本場アフリカとも違う感じのタイ人の壁画です。
園内にあった、私の一番好きなオブジェ。いろんな動物が驚きと驚嘆している姿。まさに私のタイ日常はこんな感じ。
見どころ、象の遊泳ショー
この動物園で一番の見どころでしょう。私もこのショーを鑑賞するために行きました。ショー開始時間前から人だかり。そして予想通り5分ほど遅れてショーがスタート。
プールのなかに象さんがザッパーンと。溺れている?ような。これはプールの下から眺めることができる場所からの鑑賞です。
お、これは泳いでいる!と言える。象がプールの左右に泳ぎます。
これは、餌を持った係員がプールの端にいて象はそれに誘導され泳いでいます。プール上ではこんな感じ。
餌は赤いバケツからバナナをあげていました。面白いのは、餌やりの横からみているお猿さん。隙があれば餌を頂戴しようとじーーーっと狙っています。私がみていた限り、象さんが全てバナナを食べ尽くし、お猿さんには行き渡らず。マイペンライ(タイ語で仕方ないよ)。
タイ文化にちなんだ、自由な動物園で象の遊泳ショーで涼みました!
バンコクモーターショー2021と旬な話題
タイの近況とバンコクモーターショーについて。
タイの近況
あつーい季節
今はタイの中でも一番暑い時期で、湿度も高い時期です。おおよそ35度、湿度は60%です。ただ私の感覚では、日本のほうが暑いと思っています。
そして、4月はタイの一大イベントである、ソンクラーン。会社によりますが、約1週間のお休みになります。いわゆる水かけ祭りといわれますが、パンデミックの影響で今年は水かけ禁止です。
田舎に帰る人も多くおられますが、私のタイ人へのアンケートによるとほとんどが田舎に帰らず、家の近くで過ごすとのこと。
感染症の現状とタイ入国
3月は感染症は落ち着いて、おおよそ日々の感染者増加は60名程度。これを機にタイ政府は入国を4月より規制を緩和しました。在タイ日本大使館からの正式なお達しはこちら。
●搭乗可能健康証明書が不要。
●日本からタイに入国する場合、隔離期間が10日間以上に短縮。
●ワクチンを接種した方が入国する場合、7日間以上の隔離期間。
これは他国に比べ大きく緩和されています。日本入国も早くこのようになるといいのですが。
ところが、どっこい。落ち着いていたところなのに、4月二週目モーターショー後から感染者増加。おおよそ10倍の590名。感染源はバンコクの夜のバーによるとされており、どこかの国のタイ駐在大使も感染。もしかしたら、ニュースでご存じの方もおられるかも。
ということで、せっかく来週からのソンクラン休みも以前の正月のように外出控えの雰囲気になりそうです。
地方選挙
先日、地方の議員や首長選挙がありました。選挙カーが道を回り、お名前を連呼しているのは日本と変わらず。ただしスピーカーからは爆音と音楽が鳴り響き、そして道端にある候補者の看板雰囲気が爽やかであることが違いますわ。
タイは仏教関連の祝日及び選挙の日はアルコール販売及び店頭での飲酒禁止になります。
このディスプレイは、むしろお祭りのような飲酒購入を促しているように見えます。
ちなみに現在はマンゴーが旬。そんなわけで、裏ブログにてマンゴー5種類を独断と偏見で食べ比べしましたー。良ければ、こちらの記事もぜひ。
バンコクモーターショー
仕事の一環でもありますが、3/24から4/4にバンコクで開催されたモーターショーについてご紹介します。
この時期にモーターショーを開催できるのは、世界でも稀であり、先述したように感染症が落ち着いていることが表されています。(正確には表されていました、です。)
以前にもモーターショーを紹介していますが、通常のモーターショーとは違いバンコクは新しい車をお披露目するためではなく、「販売目的」です。なので、前回のモーターショーとほぼ変わらないのが実情です。
遠目に販売ブースを眺めます。
今回の目玉
ただし今回は目玉ブランドがあります。それはタイでは現在日系メーカーの販売が強いのですが、やってきました!黒船、中国メーカの登場です。名前は長城汽車、タイではGreat Wall Motor (GWM)として今回初参加になります。
下はモーターショーでのレイアウト図ですが、GWMはなんとトヨタのお隣に出店し、そのブースの大きさはホンダや日産以上。
ブース入り口はこちら。入口は広く、専用アプリへのインストールを促す宣伝もデカデカと表示してばっちり。
今回披露されたモデルの一部。
これまた、写真を撮りたくなるようなセットアップがされています。GWMは今回車の披露のみで、価格は今後発表という、いつものバンコクモーターショーとは違う趣旨でした。
一方の日系メーカーは・・・
いつも通り。相変わらずです。
もちろん、私はこのGWMの回し者ではありませんよ。日本を応援していますが、演出の上手さは勉強になります。
会社のチームでリサーチ
通常モーターショーなどの展示会は私一人で調査しに行きますが、今回は会社のチームで調査しました。
まずは会社から出発時間は、約20分遅れ。時間にルーズなのは相変わらず。
次にお昼ご飯はたっぷり休憩。もちろんおやつ時間も必ずとります。先ほどのGWMのアプリをインストールしてポイントを貯めると軽食サービスが付くので、ケーキやら飲み物をゆったりとソファーで。
すべて無料。これでタイ人の心もばっちりゲットだぜ!!
調査もゆっくりと回り、自分が所有する自動車の調査も相変わらず抜け目なくばっちりと販売員に聞き込みしておられ、今回はタイ生活を知る勉強にも大変なりました。
カクテル作りに初挑戦~プーケット旅行5
今回は「作って飲むカクテル作り」について。カクテルに使うラム酒の工場見学もして、大いに楽しんだお話です。
お店
シャロン・ベイ・ラムというお店で、フランス人オーナーがタイで採れるサトウキビを使って醸造しています。お店は工場兼軽食レストラン軽食です。
工場見学
こちらが工場側。中の写真撮影は厳禁なので、この写真のみ。ガイドさんが工場の歴史や製造工程を説明してくれます(タイ語・英語)。毎日PM2から1時間ごとに開催。詳細は後述のHPを参照ください。
私が参加した工場ガイドの時は、ヨーロッパから来たカップルと一緒でした。モヒートのラム酒を飲みながら、工場見学。(工場見学のみ、450THB, 約1600円)工場見学の後はラム酒の試飲も可。そのカップルはお酒に強く、およそアルコール度数40のお酒をたくさん試飲し、気に入ったものをお土産に購入していました。
私が見学した次の回についても、別の見学者が来られており、盛況でした。
お店の場所
地名はシャロンエリアと呼ばれる地域ですが、小道に入った場所が入口で分かり難く、運転手が何度も間違えましたのでご注意ください。
工場見学やカクテル作りは事前予約と入金が必要ですので、参加の方はHPから。手の入ったHPなので、見るだけでも楽しいです。ただし、スクロールはしにくいかも。
店内の雰囲気
開放的でおしゃれです。ただ、ハンモックがないのが惜しい。私がカクテル作りに勤しんでいる横で、プロっぽいカメラマンが店内や商品を撮影していました。私は残念ながら、モデルにならず。
お土産品
ラム酒の種類はいろいろ販売されています。世界のコンペでも金賞を過去に受賞しているらしいです。タイらしい風味付きのラム酒もあり、レモングラス、シナモン、スイートバジルなど。
また最近発売されたという、魅惑なパッケージな商品。
これはブランドとして別HPにあります。HPも魅惑すぎて、とても動作が遅いのが難点。
カクテル作りに挑戦
工場見学+3種類のカクテル作り+一つ軽食付き(私はタパスをチョイス)
費用は1700THB, 約6,000円
先ほどのHPから事前予約が必要です。
このお店の店員が作り方を教えてくれます。料理教室のように必要な道具や材料は全て準備してくれます。使うラム酒はもちろんこのお店の商品です。
やはり、タイらしさに唐辛子は欠かせません。
お店のコックさんが店のラム酒とタイらしさ掛け合わした商品を考えたオリジナルカクテル。基本は分量測って、まぜて、シャカシャカのみ。間違えることなく完成。
3種類もカクテルを作り飲み、軽食と一緒に食べて大満足でした。
それにしても、お店はオシャレですし、地元産を活かした人の呼び込みとワークショップは宣伝が上手いなあと感心しました。人気なのも、頷けました。
さて、南国旅行は今回にて終了です。次回より地元のお話中心になりますので、お楽しみに。