ここ最近と2020年のタイ生活
今年最後のブログ記事として、ここ最近一か月の状況と2020年を振り返りたいと思います。
最近のタイ生活
乾季に入り、涼しく乾燥した空気になりました。部屋の中では昼間でも扇風機無しで生活できるという素晴らしい状況です。ただしもう少ししたら、PM2.5の靄が発生するのでそれまでの期間になるかと。
この写真は夕焼けのように見えて、朝6時ごろの日の出です。
モーターエキスポ
モーターショーに似た車の祭典が12月初旬にバンコクで開催されました。7月に開催されたモーターショーとは異なり、各社の入場制限もなく、マスクさえつけていれば入場可能で緊張感が緩んでいました。
ところ狭しとたくさんの車が展示され、平日にも関わらず入場者はたくさんおられました。
高級車のTeslaは完売という立札が。
車販売の購買力が戻りつつある一つの要因に、コロナで職を失った人が個人経営をするのに車が必要というのが一つと挙げられていました。本当かもしれません。
感染者が急増
上記のようにイベントは通常どおり開催できるほど感染者数は落ち着き、マスク着用をしていない人もいたのですが、乾燥と少し寒くなってきた影響でしょうか。12月半ばから急に感染者が増加してきました。
バンコク郊外でクラスター
12月17日、バンコク西近郊サムットサコン県で海産市場で働くミャンマー人から陽性反応が548名と急激に増加。発覚後2日後に同県は2週間の制限措置を実行。日本国大使館から届いた情報の概略は下記のとおり。こういう措置は急に施行されます。
●12月19日から1月3日までの以下施設を閉鎖する。
中央エビ市場、娯楽施設、教育機関、運動場、ムエタイ場、その他多くの人々が集まる施設。
●同期間、食堂についてはテイクアウトのみ営業を認める。なお、病院、ホテル内及びショッピング・センター内の飲食店の営業は引き続き可能とする。
●同期間の午後10時から翌朝5時までの外出制限について協力を要請する。
●外国人の同県への出入境を禁止。タイ人の同県への出入境についても、事前にサムットサコーン県に届け出ること。
現時点、感染者によるトータル死者60名、今月の増加はゼロ。比較として、一週間の休暇中の交通事死者数は150名。いまでも道すがら、ノーヘルメット、マスク着用のバイクは多く見かけます。
この増加に伴い、各地域での年末カントダウンイベントはキャンセル。感染源がバンコク近郊の場所なので、バンコクでの感染者数の増加も日々見られバンコクロックダウンの可能性もありえます。
さて、私はというと年末に計画していたプーケット旅行を相当悩みました。プーケットは島で、今年始めはロックダウンにより島封鎖という処置がされましたので、リスクは高いです。一方で事前にツアーや予約したお店に聞くと「感染者はおらず、旅行に問題ない」という答え。もちろん来て欲しいからだとは思いますが、何かあった時の対応は自分でしないといけません。
というところで、今日この文章の下書きは旅行前に書き、31日に無事帰ってきたら投稿することにしています。
31日の今日、無事に旅行から帰り家で記事をアップできました。ようやく北部旅行の記事が終わったところですが、年始からは南部旅行の記事をアップしていきます。
会社の健康診断
会社の健康診断を受診しました。年一回会社で受けることができます。日本であればだいたい4月、5月に開催されますが、現職では去年は11月、今年は12月に開催。
受診項目は日本と同様、体重身長、血圧、眼科、尿検査、血液検査が基本。年齢や仕事内容により内容が追加されます。今回の血液検査では、私の静脈が見つからず針で探しておられたので、いつもより痛かったです。
日本と検査が異なる点
その一つが眼科検査。だいたい日本での軽い眼科検査では、丸の空いている一部の方向を答えますが、タイではそれに追加して3次元に見えるものを探したり、音符が並びそのなかで矢印が指し示す音符を探したり、赤い線が引かれてそれはどこを指示しているのか答えるという項目が多いです。私はタイ語で答えられず、手で方向を示したり、英語で答えています。
その他、尿検査は日本は家で朝一番の尿を採取して会社に持ってきますが、タイでは会社に出社後、検査の受付後にトイレで採取。このためトイレは激混み、かつ床は汚くなります。
検査完了後、お腹が空く問題
この日、全検査項目を完了。朝ごはん抜きのため、お腹がすきました。検査完了後には受付でチョコレート味の豆乳を貰いました。
これでお昼ご飯まで凌ぎます。
タイ人は検査ダッシュ
タイ人は朝の挨拶の時に、「おはよう」と声を掛けるより「朝ごはんを食べた?」を聞く習慣があるくらいご飯好き。そのため、健康診断の朝ごはん抜きは大問題。就業時間より早くに健康診断のうち尿検査と血液検査を優先して受け、始業時間前までに駆け込んで朝ごはんを食べる人がチラホラ。この日の朝出社は早い人が多いのです。何より検査開始時間は始業前スタートになっています。
ビザ更新
外国で働くために何よりも大切なビザ。タイではワークパーミットという冊子とパスポートに記載のビザ更新が必要になります。私の場合、初年度は2年期限でしたが、その後は1年毎の更新。先日、年度末での更新時期で会社の人事担当のタイ人と一緒に県の入国管理局へ行きました。
写真準備
最初のビザは戸籍やら学歴証明やら雑多に必要でしたが、今回は最近6か月以内に撮影した写真が必要。ということで、写真を近くのモールで撮影したのですが、Photo shopでたくさん修正されました。依頼をしていないのに。顔の傾き、しわ、しみ、顔の明るさといった所から、目を大きく、鼻を高くしたり、口の微笑みを左右対称にしたり。その作業は驚くほど速く、まるで整形された顔で、出来上がりは驚くほど実物と「違う」(笑)
データは元写真のほうが欲しいというとスタッフは「ほんまに!?マジで!?」とすごく驚いた顔。まいっかーと思い、恐る恐るその修正写真で入国管理局へ提出。更新の時は別に何も言われず、ホッとしました。
更新手続きは、いわゆるハンコは一切必要なく、事前に準備した書類に青ペンでのパスポートサイン。人事担当者は会社関連の書類を準備して提出。手続きを待つこと、約3時間。ようやく許可が下りてひと安心。
待ち時間は仕方ない
隣で待っていた西洋人(おそらくヨーロッパの方)は待ち時間にイライラしてました。会社のタイ人に文句を言い何度も「いつまで時間がかかるのか」を確認していました。
タイに来てまでイライラ。初回申請なのでしょうか。「本でも読んでゆっくりしてなよ。」と私が思えるのはタイに馴染んだおかげでしょう。
なお所在地の県での入国管理局で更新を申請します。首都バンコクでは朝6時にたとえ行ったとしても、ほぼ夕方まで待つくらいの一日仕事です。しかも書類チェックがすさまじく厳しいらしい(弊社のタイ人による証言)。
私の場合はバンコクではないので、まだ混んでいないほうです。先ほどの西洋人の方、これマシですよー!
今後は事前提出の資料を電子化で簡略したり、待ち時間減少の工夫をしてもらいところです。今こんな文句を言えるのも、更新が無事に完了したからですけれど。
2020年のブログを振り返り
少しずつ始めた日記ブログでしたが、ようやく「週刊」と名付けるほど、週ごとの更新の習慣が付きました。
他の人にも役に立つようにとgoogle mapの挿入や写真を見やすくするため写真サイズの統一を図り、ようやくコツを掴んできました。後半は旅行に関する記事が多くなりましたが、今しかできない外国人としてのタイ生活を来年も綴っていきたいと思います。
最後にマスクの間違いの着用方法について、タイらしい写真を掲載して今年を終えたいと思います。
右からと左の2つ目は注意するとして、両端の写真状態はさすがに道すがら見たことありませんよ。
みなさま、よいお年を。
タイにて2020年12月31日