ほぼ日曜週刊タイ生活

タイ生活とタイ国内旅行を楽しく

海外への興味をもったキッカケと外国語習得

 

なぜ今海外にいるのか、そもそも海外に興味があったから

 

ブログの過去投稿を見ても、職業選択や好みは幼少期の環境によるところが大きいことを自分でも再認識しました。今回はさらに海外への興味を持ったキッカケを深堀していこうと思います。

 

38becca.hatenablog.com

 

これ、いわゆる秋に感じるノスタルジーですかね。

 

 

幼少期や学生時代を振り返ると、アメリカアニメやドラマの影響も受けたなあと思います。

 

海外アニメ

一番影響を受けたアニメは日本のアニメではなく、トムとジェリー。大きなリアクション、コメディ内容はもちろん、声優無しオーケストラ曲に合わせトムとジェリーがじゃれ合う様子はすごい!と印象に残ったのは覚えています。

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Wikipediaより拝借

 

今更調べると、なんとトムとジェリーはアカデミー賞を7回も受賞しています!すごい。なお、ビデオテープが擦り切れるほど何度もトムとジェリーを見れたのは、幼少の頃放送をマメに録画してくれた、今はもういない祖父のお陰だなあ、と思い出しました。

 

海外ドラマ

たしか海外ドラマを見始め、かつ最初に感動したドラマシリーズは、ER緊急救命室。当時中学生くらいで、お母さんが見ているところを横で見始めたのがキッカケだったかなと思います。

Amazon.co.jp: ER緊急救命室<ファースト・シーズン>(字幕版)を観る | Prime Video

ドラマのクオリティが高く、本物の医者が演じていたとしてもおかしくないくらい。そのクオリティの高さゆえ、「日本のドラマなんて、見てられない」と海外かぶれになってしまった所以でしょう実際、日本ドラマを見続けた覚えは無いです。

 

 このドラマで有名になった、ジョージクルーニーは確かに存在感はあったかなと思います。

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この海外ドラマの影響はその後、私だけでなく兄弟でも共通になり、かの有名な24やプリズンブレイクといったドラマをいち早く見始めたところに通じます。

 

海外ドラマは夜中放映で、たまに特番やスポーツ中継により時間帯が変わることがあり、当時の録画機能では対応不可で手動で設定変更しないといけなかったと記憶します。忘れずに録画する作業は確か弟の最大の仕事だったに違いありません。そして、見たいドラマを入れ忘れると、私がすごく怒ったような気がします(弟たち、すまん)。

 

洋書への興味は

ハリーポッターは父が大人気になる前から購入してくれ(翻訳版)、家では読む順番を争っていたような思いがあります。とはいえ、幸か不幸か家には興味を持つ洋書がなく(専門書はあったかも)、洋書を読み出すことはなかったです。今でも洋書は抵抗感があります。

 

海外旅行への興味

そんなアニメやドラマの影響と世界史が好きなことから、海外へ行ってみたい興味はありました。そういえば、祖母もツアーで海外旅行していて、憧れがありました。

 

そして、いよいよ初海外で飛び出したのは大学3年時のニュージランド。しかもいきなり、単独1か月の短期英語留学。

 

語学学校とホームステイも経験して、ニュージーランドの生活や他国から同じように勉強しに来た人と知り合いになりました。語学学校のクラスは同年代の学生もいれば、社会人で次の仕事までの余暇の人も。

 

何よりフランスから来た老夫婦(たしか65歳はゆうに超えていた)は、英語を勉強したいと思ってきたと仰っていました。あえて聞かなかったのは、近くのイギリスで英語を勉強しないのか(笑)。とりあえず、ニュージランドへわざわざ来ているのはすごい印象でした。

 

また、ここで知り合いになったのは日本人だけでなく、タイ、マレーシア、中国、韓国、ブラジル、ロシアなどから来た人で、約14年経過した今でもfacebookの繋がりがあるのは、なんと「タイ人」であることにこのブログを書きながら驚いています。

 

その後、弟たちも私の影響を受けてか、自身で海外旅行をするようになりました。仕事関係では海外は普通ですが、プライベートの友達ではパスポートも持たない人もいるくらいですから、人の興味というのは本当に違うなあと思います。

 

外国語の高い壁

これだけ海外の影響を受けていながら残念なのは「英語が不得意」であること。確か幼稚園で英語の歌を歌った時は何も考えずただ楽しんでいたはずなのに、勉強になるとこれがやっかい。

 

これまた言語能力というのは、遺伝子影響を受けるという研究があります。下記は要約。

 

(実験の概要)

中国からアメリカに到着したばかりの大学学部生44名を3週間英語クラスへ入れ、脳スキャンで調査した。その結果、COMT遺伝子と呼ばれる部位の遺伝子的変異と白質と呼ばれる脳の通信ネットワークの強さが最終成績の全分散の46%関係していた。つまり、ある程度遺伝的要素により、成績が予測できること。

 

PNAS - Brain white matter structure and COMT gene are linked to second-language learning in adults
http://www.pnas.org/content/early/2016/06/07/1606602113

 

そういえば言語の習得にかかる時間は他の人より時間を費やしている実感があるから、言語が苦手意識はすごく強くあった。とくに日本人は英語が苦手という先入観も強いと思います。家族でも確か皆さん、語学習得に苦労していたはず。

 

ただし、先の論文を反証すると、「全分散の46%は影響を受ける」ということは、「残りの約半分の英語能力の影響は?」という点はあります。(反証:相手の意見に対して証拠を示して、反対すること。)                           

                                              

タイでの英語

さて、現在タイにて働いていて、英語を使いますが、タイ人の使う英語はどうなのかと。

 

スウェーデンの語学教育機関EF Education Firstの2019年の調査によると、100カ国中日本は53位タイは74位です。つまり、平均的に日本よりタイの方が英語力は低いという。

 

たしかに、タイ人のなかには英語を一言もしゃべることができない方がおられます。私の発音が悪すぎるのか、と当初思いましたが、本当に" today, tomorrow"の単語ですら分かっていないようです。

 

もちろん、タイでもお金持ちであれば留学して英語がお上手な人はたくさんおられます。日本も同様ですが、一応。

 

あるタイ人の語学に対するプライド

あるプライドのすごい高いタイ人は堂々とした英語を使いますが、あまり英語ができない私から見ても、英語の間違い(時制の不一致、動詞の位置が変=タイ語の文法上ではあまり重要ではない項目なので、苦手なのでしょう)が目に付きます。

 

ちなみにどんなタイ人かというと、風貌は反政府デモの3人のリーダー格のうちの女性にすごく似ています。ただしタイ人の知り合いからは、全然似ていないと反論されましたが。ご参考までに。

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BBC news より拝借、なんか演出がホラー映画風になってます。私から彼女に対する印象どおりの写真なので、引用しました。

 

そのお方は、タイで一番と言われる大学出身、日本で言う東大出身でプライドは誰よりも高く、まるで富士山かのよう。ちなみに日本好きで、日本のお守り(どこのものか不明)をいつも持ち歩いています。

 

そんな富士山のようなプライドを示す一つの話をここで、紹介。

 

日本本社の人(役職は本部長)がその女性リーダーに似たタイ人の英語について、圧倒された話です。

 

そのタイ人へ「あなたの英語が理解できなかったから、言い換えて話して欲しい。」と言ったところ、

 

「私の英語は完璧で、あなたが理解できないのはあなたの責任だ」

 

という態度(その日本人の勝手な解釈ですが、日常彼女の態度からその解釈はほぼ合っていると思います)で完全無視、その後も自分の言いたいことだけを喋り、その姿に圧倒されたようです。日本社会であれば、ありえない状況と思います。この例は一方向のコミュニケーションとして不成立ですが、自己主張をする姿は海外ならではと思います。

 

そういう人とも仕事ではやりあう必要があります。負けてしまうと、その彼らの押し通す持論が正論になってしまいます。なので、引くべきところと、戦うところを見極めて、こちらの意見を言うべき時は発音やら文法は無視。これはお互いがネイティブスピーカーではないから、できることですが。

 

語学学習からは逃れられない

不得意な語学学習からは逃れたいのですが、残念ながら世界言語がほぼ英語の世の中では英語を勉強するしかありません。世の中の情報を知りたければ、英語で調べ理解しないといけません。先の論文のように、情報発信・受信は英語が必須です。

 

日常生活で他に英語の受信の例でいうと、ツイッターでいち早く正確な情報の入手を英語で手に入れることです。

 

コロナでの自粛要請などのタイの重要な政府発表はタイ語ですが、それをそのまま自動翻訳しても難しい内容なので、訳が怪しくなります。

 

そんな時に助けになるのは、タイ語が堪能な英語で発信する人です。


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毎日、タイ語のニュースから国内の感染者数関連を英語でツイートされています。
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 彼はイギリス人でタイ在住。英語の先生らしく、英語も分かりやすく定評。なんとBangkok Post からも一目置かれ、彼の意見を記事にすることもあります。彼のタイ語能力に多くの人が助けられています。

 

言語を学ぶ

ここでむしろ、日本人が英語を学ぶことはラッキーで捉えないといけないかもしれません。言英語を学ぶにはたくさんの情報があり、日本を学ぶ情報は少ない。マイナーを知るからこその利点はあります。例えば日本最大の特徴でもあるアニメや漫画やゲーム関連はそのまま読める、使えるなど。

 

そんな利点を享受しながら、英語を勉強していくのもいいのかな、と思います。何より語学学習は先のニュージランドで出会った老齢夫婦のようにいつからでも学べる。あとは勉強したいという気持ちだけ。そして、英語を学習して得られるものは大いに価値がある。

 

よく語学学習は筋トレーニングと同様、と言われますが、あとは気合と継続。そう自分に言い聞かせながら、身近にも自分の夢のために英語学習に向かう母を見ながら、再度奮起してタイで英語勉強をしています。

 

TOEICの結果と母へのお礼、今後の目標

実は、先日の旅行と一緒に受験したTOEICの結果がいろいろトラブルありましたが(今度のブログにします)届きました。

 

目標800点をはるかに超え、855点。予想以上によい結果でした。点数が伸び悩んだ時が長くありましたが、続けて結果が現れて本当に良かったです。これも再び頑張ろうと思った母のおかげでもあると思います。ありがとうございます。

 

そんな、母へ。本日お誕生日おめでとうございます。(この結論に導くまでに長い文章でした。)

 

人は亡くなる時に、「外国語の習得を頑張らなかったこと」に後悔する方が多くいるそうです。真面目な日本人らしいですが。

 

たとえ将来AIの時代が到来し、外国語を学ぶ必要がない可能性があっても、自分との闘いと脳トレと思い、引き続き英語の勉強を続けていきたいと思います。私の場合、英語習得の目的は、もっと海外を知りたいという欲かなと思います。

 

今私の大きな目標は英検1級取得です。現在英検2級保持なので、まずは準一級取得です。少し早いですが、「来年、準一級取得」を目指します。

 

家族の皆さん、何か目標を見つけて楽しんで語学学習を頑張りましょう!