ほぼ日曜週刊タイ生活

タイ生活とタイ国内旅行を楽しく

タイ近隣諸国、古代歴史のミステリー〜前編

世界史のミステリーの森に迷い込んでしまいました。

 

面白くて。

 

もうブログはなくてもいいかな、と目的を見失いかけましたが、あることを思い直し、森を抜けることにしました。

 

 

というのも、お気づきになりましたでしょうか。 

 

なんと新年から毎週、ブログを更新できています!

 

去年と比べると、素晴らしい!

 

毎週更新の目標はいつまでできるか分かりませんので公言せず、自分のなかで決めていました。どこまで、続くかなと。

 

いや、公言してしまったので、なんとか続けるよう、頑張りますので皆様の応援お願いします。

 

 

そして、今回は前編と後編に分けることにしちゃいました。


 

 


タイ古代歴史に不思議派遣がありませんでしたが、今回はまさに「不思議」のお話です。

 

ただ、ご存じでしたら「知ってるよー」 で面白みは無いでしょうし、オカルト話になりますので、 できるだけ理論的なお話にしようと思います。

 

さて、古代歴史で伏線を張っていましたよ。(ドヤ)

 

さて、不思議派遣!


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東南アジア古代歴史の復習

以前ブログにしました、歴史の復習です。

タイ建国前に強い勢力を誇ったのは現在どこの国か覚えていますで しょうか。

 

間に別のブログ記事、ある方のマスクいや、空気の話が入ったので覚えていらしゃるでしょうか。 

 

 

答えは、タイ隣国カンボジアで、当時はクメール王朝です。

 

そして、カンボジアといえば、アンコールワットの遺跡です。

 


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現在のカンボジア国旗にも、 アンコールワットが描かれているくらい国代表の建築物です。もちろん、世界遺産です。

 


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カンボジアは私自身、 いつかは訪れたい国として前からありましたが、 未だ叶っていません。カンボジアはタイの隣国、 せっかくタイにいる間に行きたいので、 今回は予習を兼ねていつもよりさらに調べものに気合が入りました 。そのせいか、いつもより真面目な文章になっています。(少しだけ)

 


アンコールワットとは

「宗教寺院」であり、 寺院遺跡群をアンコールワットと呼びます。東京23区に相当する面積の中に数々の遺跡が点在しています。

 

定説では、アンコールとはサンスクリット語で「国」「都」 を意味する「ナガラ」に語源を発し、カンボジア人はなまって「 ノコール」 Nokhorと呼び、さらにそれがアンコールとなったそうです。

 

 

続きまして、問題です。アンコールワットの「ワット」の意味は以前ラオスの寺院で紹介した単語ですが、日本語の意味を覚えていますでしょうか。

 

 

 

答えは「寺」です。

当たったあなたには、気持ちでひとしくん、プレゼント!!

 

 

つまり、アンコールワットの日本語での意味は「首都の寺」となります。

 

 


アンコールワットの歴史

 

一部、Wikiより引用。

 

12世紀前半:アンコール王朝のスーリヤヴァルマン2世によって ヒンドゥー教寺院として建立 

 

専門家による試算によると、一日7時間の労働、石工、彫工、 運搬人等入れて25,000人とすると、35年かかる試算だそう 。

 

アンコールワット上空より


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1431年頃:アンコールが放棄されプノンペンに王都が遷ると、 一時は忘れ去られる

1546年頃:仏教寺院へと改修

1586年:ポルトガル人のアントニオ・ダ・ マダレーナが西欧人として初めて参拝

1632年: 日本人の森本右近太夫一房が参拝した際に壁面へ残した墨書には、 「御堂を志し数千里の海上を渡り」「 ここに仏四体を奉るものなり」とあり、 日本にもこの仏教寺院は知られていたようです。

1860年:密林に埋もれていたが、フランス人のアンリ・ ムーオの紹介によってアンコールワットは世界に広く知らされたという。

 

アンコールワットのなかでも、49mの長さに渡って描かれている有名な壁画を紹介しましょう。


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これは、古代インドの大叙事詩『マハーバーラタ』や『ラーマーヤナ』にあらわれるヒンドゥー教の天地創世神話である 「乳海攪拌(にゅうかいかくはん)」神話の一部です。


中央にヴィシュヌ神、その下にヴィシュヌ神の化身の亀「クールマ」、ヴィシュヌ神の左右にある太い縄は、ナーガ蛇の王「ヴァースキ」の胴体で、大勢の阿修羅たち(左側)と神々(右側)により、引っ張られています。

 

要は、綱引き大会ですね。

 

そして、ヴィシュヌ神の足元には「マンデラ山」を表す突起があり、蛇ヴァースキの胴体が巻きつけられています。マンデラ山は神々と阿修羅が引っ張り合う力で、ヴィシュヌ神は右に左に回転していると思われます。


つまり上に乗っている神はうまく、バランスを保っているようです。

 


なお、「乳海攪拌」とは不老不死の甘露アムリタを手に入れるため、神々と阿修羅が協力して大亀の上に乗ったマンダラ山にヴァースキを巻きつけ、両端から引っ張って1000年に渡り攪拌作業を続けた神話です。

 

長い期間の綱引きです。いい勝負なのでしょう。

 

アムリタが出現した後は、それを巡って神々と阿修羅が争い、最終的には神々が勝って不老不死になります。この「乳海攪拌」はクメール王朝ではポピュラーなモチーフで、他の寺院遺跡でも見ることができるそうです。

 

ちなみにそれは、タイの国際空港であるスワンナプーム空港にこのモニュメントがあります。


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立体的だと雰囲気が違いますね。


最初見たときは、壮大なモニュメントで綱引きが何を現しているのか知らず、恥ずかしながら今回のブログで初めて知りました。

 

うん、綱引きだけど。

 

 

 

さて話を戻し、なぜ密林の中に放置された形になったかは諸説あるようですが、 結論として、 「現在」のアンコールワット遺跡近辺の土地は農業に適さないようです 。

 

そのためアンコール周辺は、水はけがよくするため、乾季の間に雨を貯蔵するインフラが重要でした。なので、 アンコールワットの周りには貯水池が建設されています。

 

先程の上空写真も周りは濠で囲まれていますね。

 

年数が経つに連れ、だんだんと元の土地に土砂や砂が水の流れを止めるようになってしま い、メンテナンスが必要な水路は泥が大量で除去は不可、 新たに水路を作るスペースもなくなっていきました。 そのうち土地は放棄され、荒れたまま、太陽にされ土壌は酸化。 農民は土地を去り、密林に埋もれたのでは、と考えられています。

 

 

さてここから、やっと謎のお話をスタートします。

 

 不思議、派遣!

 

 

謎1.なぜこんなレリーフ(浮き彫り細工)が存在するの?

 

 

アンコール遺跡のタプロームと言う場所にある門からはこんなレリ ーフが発見されています。


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何に見えますか?

 

 

 

恐竜?

 

なんでやねーん、ありえへんのでは?

 

 

歴史上、アンコールワットが最初に建てられたのが「12世紀末」であるはずです。

恐竜が存在したとされる時代は、2億 3000万年前から6600万年前。

 

もちろん人間の作った建造物なので、 どんなに考えても人間が誕生してから(約300万年前) 建てられています。 現代なら恐竜の骨の発掘から存在を知っていますが、 当時の人がこんなレリーフを描ける?

 

 うーん。ミステリー。

 

 

謎2.アンコールワット遺跡群の位置

アンコールワットの遺跡群の位置は、 あるモノと配置が一致します。

 

それは何でしょう。

これは、スーパーひとしくんレベルの難問です。

 

 

知らないと当てることは、まず難しいです。 私も知りませんでした。

 

 

答えはなんと、「星のりゅう座」の形です。

 


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この画像はwikiからの引用ですが、現在の星座位置ではなく、 「紀元前10500年」です。なお、春分の日に太陽が昇る瞬間に、 りゅう座が真北の空高くあったという計算になるそうです。

 

この計算方法は、星の運動、 地球の運動をもとに計算すると想像するのですが、 こういう天文学の計算は物理のなかでも、超、スーパーミラクル、 難解なので・・・

 

 

略。

 

 

コンピュータを使って計算していますので、 聞いても理解できません・・・

 

次の写真は私が作成した、アンコールワットの遺跡群(アンコールワット公式ホームページより)と、りゅう座の位置(私によるだいたいの印)を重ねています。星マークがそれぞれの星、赤線は星どうしを線で繋げました。

 

 

これは、あくまでイメージです。

正確性には欠けますので、大まかに捉えてくださいませ。


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 ま、ほぼ一致していますね!

 

 ミステリーですわ。

 

謎3.アンコールワットと他のある遺跡との共通性

遺跡が星の配置と一致する、これはある「他の遺跡」 も同様でそちらのほうが有名ですが、ご存じでしょうか。

 

これは、ノーマルひとしくんレベルの問題です。

 

 

 

 

答えは、エジプトのギザにあるピラミッドです。

超スーパー有名な遺跡で、ミステリーの代表格です。

 


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 写真は右上から順に大ピラミッド(クフ)、第2ピラミッド( カフラー)、第3ピラミッド(メンカウラー)

 

ピラミッドの偉大さが伝わらない写真ですいません。

 

これは、google mapで砂漠から立ってみた写真ですよ。

 

 

さて遺跡と星の位置について、諸説ありますが 三基のピラミッドがオリオン座のベルトに対応している説を紹介します。なお、その星座との一致は、 先と同様に現在の星座位置ではありません。

 

 

まずは、そのピラミッドを上空から


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 オリオン座の中心位置の黄色ハイライトの3つが、ピラミッドと位置


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これが重ね合わせの結果


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これは、合っていますね。
これらが、一致する時期はいつだと思いますか?

 

 

 

 

このピラミッドとオリオン座の位置が一致するのは、「紀元前10500年」。

 

 

ん?

 

時期「紀元前10500年」の数字が、アンコールワットと同じではありませんか!?

 

 

なんでやねーん?

 

どういうことなのでしょう。

 

ミステリーでしょう?

 

 

エジプトのピラミッドとカンボジアのアンコールワットが繋がる?

 

 

ここで単なるミステリーで終わらせてもいいのですが、理由が気になりますね。

私はこの謎の面白さにはまり、たくさん調べてしまいました。

 

 

これを読んでいる方、ご自身で調べてもらってもいいですが、諸説もありますし、理由を考えると星のことですので、宇宙物理の理論が入ってきます。

 

 

簡単にいうと・・・

 

 

 

長くなるので、後編にて書きたいと思います。

 

うしっしー

 

(実は説明がうまくまとめきれず、時間がかかっています・・・)

 

後編は次ブログにはならないかもしれませんが(いや、次ブログはほぼ無理ですーすんまへん)、続きが完成するまで、これとは違う適当な(いや、面白く努力します)ぼやきのブログはアップしますので、お待ちくださいませ。

 

ほいならー。